道(愛知電線の歩み)

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道(愛知電線の歩み)

1903年 (明治36年) 創業者・前田正内が誕生

創業者・前田正内、近江商人の町、滋賀県湖東町に生まれる。高等小学校を卒業した後、名古屋の綿布貿易商に奉公するが、 自分には別の天職があると悟り、電線業界に足を踏み入れる。

1925年 (大正14年) 愛知電線製造所を創設

多くの豪商を輩出した近江商人発祥の地、愛知川(えちがわ)の出身であり、電源開発が急速にすすむ現状にいち早く着目し、名古屋市中区伊勢山町に愛知電線製造所を創設。 綿布の技術をいかし、鉄線に木綿を巻いて、コールタールを塗るバインド線の製造を始める。

1935年 (昭和10年) 上海工場を設立

愛知電線製造所の創設まもなく、海外の販路の確保・拡大に尽力。さらに、貿易商という前職の経験を活かし、上海工場を設立。輸出の強化を目的とした体制を構築する。満州、中国を初めとした、中南米、エジプト、インド、フィリピンへ出荷を開始する。

1941年 (昭和16年) 太平洋戦争が勃発

太平洋戦争で上海工場が焼失・閉鎖。これにより、名古屋市熱田区八番町に本社工場を移転し、三菱重工業、日立製作所の協力会社となる。 戦中は軍用航空機のアンテナを製造し、錫メッキしたものを海軍用として三菱重工業へ、錫メッキしないものを陸軍用として日立製作所へ納入する。

1947年 (昭和22年) 愛知電線株式会社を設立

愛知電線製造所から、愛知電線株式会社へ改称。一帯が焼け野原になるなか、工場の焼失は免れたが、資材がなく、 あったとしても米軍に差し押さえられるため、製造ができなくなる。そんなとき、岐阜のとある工場がもてあましていた生ゴム約100tを譲り受け、 600Vゴム絶縁電線の製造を開始する。その後、本格的な近代工場をつくり、 「電線業界に愛知電線あり」と大手メーカーも捨てておけないほどの躍進を遂げる。

1948年 (昭和23年) 〜 電線業界のリーダーへ躍進、奉仕活動に尽力

創業者・前田正内が、社団法人日本電線工業会理事、全国電線工業組合監事に選出され、電線業界の牽引役となる。一方で、熱田・船方学区の最高顧問となり、 地域の福祉の充実に熱心に取り組む。また、愛知県神社庁熱田支部長も歴任。のちに、学校講堂や名古屋市消防施設に資金寄付をおこない、紺綬褒章を授章する。

1959年 (昭和34年) 伊勢湾台風が襲来

伊勢湾台風によって、すべての工場が破壊されるなど甚大な被害を被るも、日頃の誠実経営のおかげで取引先から援助を受け、工場の運転を再開。金融筋の厚い信頼、 創業者・前田正内の不屈の信念、つちかってきた底力で、より一層の飛躍を果たす。この後、日立電線株式会社の初のOEM工場として認定される。

1962年 (昭和37年) 「紺綬褒章を受章」

創業者 前田正内が再度「紺綬褒章」を受章し、日本国天皇より拝謁を賜る。

1965年 (昭和40年) 〜 社是「誠実一貫」を贈られる

創業者・前田正内は愛知電線を軌道に乗せ、業界において押しも押されもしない地位を築いた後も、地道に努力する精神を決して忘れず、社員とともに汗を流し働き続けた。 そして事業が多忙を極める中でも、地域への奉仕を決して怠ることはなかった。そのような誠実さを常に貫き通す創業者の姿勢に心を打たれた辻寛一氏(政治家)より、 ”誠実一貫”の言葉を贈られる。現在、この”誠実一貫”は、愛知電線の社是として、全社員に受け継がれている。

1968年 (昭和43年) 社屋を新築

高度経済成長によって製品の輸出がさらに拡大。順調に業績を伸ばし、社屋の新築などを行う。
写真は創業者・前田正内と二代目・前田正則による記念写真。

1977年 (昭和52年) 勲五等双光旭日賞を授章

創業者・前田正内が、電気通信事業に対する功労により、
日本国天皇より勲五等双光旭日賞を授章する。

1979年 (昭和54年) 〜 前田正則が代表取締役に就任

創業者・前田正内に替わり、前田正則が代表取締役に就任。1973年の第4次中東戦争に端を発した第1次オイルショック以降は、ビニルの原料が極端に不足し苦難を強いられるが、地道な努力を重ね見事に切り抜ける。

1987年 (昭和62年) 〜 VVラインの導入

VVF工場にVVラインを新設し、折からの安定的な好景気により、順調に業績を伸ばす。
その後、国が認める信頼の品質であるJIS規格を取得し、品質の向上を図る。また、バブル崩壊による不景気のなかにおいても、“誠実一貫”の信念のもと、時代を読んだ事業を展開し、企業として着実に成長する。

2003年 (平成15年) 〜 次代へ向けてさらに発展

代表取締役に前田将行が就任。
他製品のJIS認証取得に力を入れるほか、生産設備の拡大を行い、生産性や出荷量の向上を可能にする。